つま漢 第54回「甘露飲」
こんにちは、漢満堂の下山です。(^^♪
今回のつま漢は「甘露飲」です。
青木先生が書いたfacebookのページには、甘露飲?甘露寺?甘露寺と思った方は映画館へ行きましょうと言う言葉に、思わず笑ってしまいました(笑)
今回煎じた「甘露飲」、喉に効くということもあり
季節的にも合うかもということで煎じたのですが、
面白い事がいくつか出てきたのでお伝えしていきます。(^^
まず驚いたのは、生薬の中に〈熟地黄・乾地黄〉〈天門冬・麦門冬〉と
2つの似た生薬が入っていたことです。
見た目も似ているし、熟地黄と乾地黄なんて原材料一緒じゃん!!!
ちょっと不思議な処方…と準備をしながら思っていました。”(-“”-)”
しかし、全く一緒ではないわけで…。
ということは、
この漢方薬では、微妙な違いを使い分けているということになります。
( ゚Д゚)スゴイ
調べてみると、確かに全く一緒ではない。
そして、この使い分けをどのように活かしているのか。気になるところです。
甘露飲の効果も、実際喉への効果は少なく、
胃の虚弱、湿熱・瘀熱に使われているようです。
ここも驚いたことですね~。のどじゃないんか~い、と。笑
あと大事な要素、味。(`・ω・)
(薬なので、必要な時には飲まないわけにはいきませんが…)
見た目こそ美味しそうな名前ですが、
実際のところ、「甘露飲」というほどの甘さ、は無かったですねー
(´・ω・)残念。
そして、今回は私の記念すべき初!生薬解説でした~
ド緊張してましたが、周りからは堂々としてたよ、と言われました。
そんなことないんですけどね笑
皆さんの温かい眼差しの中で無事終え、一安心した下山でした~
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