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つま漢 第63回「桂枝湯」

第63回つまずかない漢方講座が行われました。
会場には10名以上の方が集まりました。
今回参加された方々は、学生さんも多く、学ぼうという視線に、こちら側も話に熱が入りました。

今回の漢方薬は「桂枝湯」を扱いました。
桂枝湯は傷寒論の一番最初に記述されている漢方薬です。
皆さんが「漢方薬とは何か?」と聞かれて一番に思い浮かべられるものに「葛根湯」があげられるかと思います。
実は、この葛根湯も桂枝湯がベースになって調合されている漢方薬なんです。

桂枝湯の中に含まれている生薬に「生姜」があります。
生薬で「生姜」といわれているものは、中国と日本で違うと知っていましたか?
日本では乾燥させたショウガを、中国ではそのまま生のショウガのことを指します。
乾燥させたもの、生のものでは効能にも違いが出てきます。
今回は本来の「生姜」である生のショウガを使用しました。

各生薬の分量を量り、煮出していきます。
生薬の成分が徐々に出てくると徐々に部屋にも香りが広がってきました。
桂皮の香りや棗と甘草の甘さが講義で使った頭をほぐしてくれるように感じました。
みなさん、その口当たりの良さに思わず「おかわり!」と声をあげていました。

漢方薬は苦くてまずいというイメージが強いですが、桂枝湯なら飲めるかもという方もいるかもしれません。
ツラい風邪のひき初めに、ちょっと煎じてみるのもいいですね。

次回の「つまずかない漢方講座」は
6月26日(日) 10時~13時
傷寒論に沿って「桂枝湯去桂加白朮茯苓」を学んでいきましょう。

つまずかない漢方講座は毎月第4日曜に定期開催しております。
「つまずかない漢方講座」FaceBookグループより参加申請をしていただくか、下記リンク先のお問合せにてご連絡おねがい致します。

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